子どもの便秘
うんちが何日も出ないで苦しいのが便秘だと思われている方が多くいらっしゃいます。
しかし、お子様に以下の様な症状がみられる場合は、治療をした方がよい便秘です。
- 硬い便でなくても、排便回数が週に2回以下
- うんちをする時にお尻(肛門)を痛がる
- 硬いコロコロしたうんちが出る
- 大きな塊のウンチが出る
- 排便時に出血する
- うんちのお漏らしや、パンツにうんちが付く
- うんちを我慢する様な素振り(足を交差させて突っ張るなど)がある
便秘は「排便機能異常」という立派な病気です。 当院では食生活や生活習慣の改善、最新の薬剤などで便秘の治療をおこなっています。
便秘になりやすい時期
子どもに便秘を発症しやすい時期は、個人差はありますが以下の通りです。
- 乳児における食事移行期
- 幼児におけるトイレトレーニング期
- 学童における通学開始期
特に、幼児期に慢性便秘になると食欲が減退し、成長に遅れが出る可能性があります。
長期にわたり慢性便秘になった場合、腸管内に硬い便が貯って、腸がふくらんでしまいます。腸管からのうんちを出す指令が弱くなったり、うんちが漏れてしまう症状が現れることもあります。