感染症外来
こどもの感染症のほとんどはウイルス感染症と言われています。 溶連菌性咽頭炎や中等症以上の中耳炎以外で、外来で抗生剤を投与する必要のある感染症はほとんどありません。
血便を伴う腸炎で、細菌が原因の場合でも抗生剤投与は不要のことがほとんどです。 耐性菌対策で、世界的に抗生物質の適正使用が言われていることもあり、症状と診察所見、必要な場合は、血液や細菌培養検査を行い必要なお薬だけでの治療を実践しています。
当院での治療について
「自分の子どもがこの状態ならどうするか」を基本に治療しています。
日本感染症学会認定感染症専門医として、長年診療に携わってきて、不要な抗生物質の投与は避けたいと考え治療を行っています。 前述しました通り、症状と診察所見、必要な場合は血液や細菌培養を行い、必要なお薬だけで治療をすることを心掛けています。
抗生物質の乱用は耐性菌を増やすだけですから、熱が続いていても「ウイルス」が原因であれば抗生物質は処方しません。